AGRAS T20
知性とパワーを兼ね備えた農業ドローン
パワフルな性能と並外れた噴霧性能を兼ね備えたT20は、広大な農地や台地、果樹園のような様々な地形の上空を自律運転で作業遂行することができます。新機能の全方向デジタルレーダーなどを駆使して、飛行の安定性と安全性を次レベルへ向上させ、T20は重要な農作業に高い効率性をもたらします。
改良された効率性
T20は、16Lの搭載量と7 mの噴霧幅を特徴とし、噴霧効率がMG-1P RTKの2倍になりました。
より容易に、より正確に
包括的な噴霧システムであるT20は、飛行と作業のパラメーターを簡単に設定することができます。内蔵RTKのcmレベルの精度を誇る測位システムとRTKドングルにより、cmレベルでのウェイポイント(経由地点)の記録が可能で、作業遂行の能力が大幅に高まり、正確な噴霧を実現します。
T20は、8つのノズルと大容量ポンプを搭載し、最大で毎分6リットルの噴霧が可能。
高度に最適化された風力場により、最適なサイズの液滴を均等に吐出します。また、T20は4チャンネルの電磁式流量計を新たに搭載し、4本のホースをそれぞれ監視・制御し、各ノズルの効率的な流量率を確保します。
高出力、そして高性能
向上した飛行安全性
T20は全方向デジタルレーダーを搭載し、障害物を全ての水平方向から検知できます。また、様々な地形の上空を飛行しながら自動で障害物回避できるため、高レベルでの作業安全性を実現。T20のレーダーは、ほこりや水への強力な耐性を備え、365日ほとんどの環境に適応することができます。さらに、T20はリアルタイムFPVカメラと2つのサーチライトを搭載。夜間でも包括的なライブビューを提供します。(ご利用になる国または地域の法律と規制に必ず従ってください。)
優れた耐久性、改良された携帯性
堅牢なモジュール設計に加え、T20は数秒で折りたたみや展開が可能です。そのため、他の農業用ドローンに比べ、より優れた携帯性を発揮します。
噴霧タンクとバッテリーはどちらも交換可能であるため、中断時間が減り、作業の流れが飛躍的にスムーズになりました。すべてのコアモジュールは保護等級 IP67に対応しています。機体本体を洗浄する際の水しぶきにも耐えることができるので、水を使って簡単な清掃が行えます。[2]
4チャンネルの電磁式流量計、4つの電磁式排出弁、交換可能なポンプ用ダイヤフラムを搭載し、キャリブレーションとメンテナンスが非常に簡単になりました。さらに、気泡はボタンをひと押しするだけで排出されます。
刷新されたAgrasスマート送信機2.0
プログラムで制御可能なAgrasスマート送信機2.0とDJI Agrasアプリにより、T20の性能は素晴らしく向上しています。ユーザーインターフェースはスムーズに作動し、直感的に操作することができます。さらに、スマート送信機は、強い日差しの下でも視認性が高い、超高輝度5.5インチディスプレイを搭載。外部バッテリーパックにも対応し、他の送信機より2倍も長く使用できるので、長時間の作業や負荷の大きい作業に最適です。
Tシリーズ散布システム
16リットル[7]のペイロードにより、粒剤散布システム2.0はT20の作業効率を劇的に向上させます。穀物の種子が0.5 mm〜5 mmサイズの直播栽培においては、粒剤散布システム2.0を使用すると、手動での作業に比べ、70倍の速さで作業をすることが可能です。[1]この改良された植栽形式は、牧草地の再播種や粒状肥料散布、水田養殖用の魚やエビへの餌やりなど、様々な適用シーンで利用できるように設計されています。システムの導入は3分以内で完了するため、いつでもすぐに作業に取り掛かることができます。
簡単に行える農業ソリューション
包括的なDJIの農業ソリューションにより、広大な農地や果樹園、牧草地での作業がとても簡単に行えるようになりました。この包括的なソリューションパッケージをT20と組み合わせて使用することで、農業分野でのドローン活用の可能性がさらに広がります。
・3D飛行ルート計画
3D飛行ルート計画により、過去の課題であった厳しい地形条件下での航行は、今は問題ではありません。Phantom 4 RTKを使用すると、対象区域をスキャンしマッピングできるため、その圃場のあらゆる起伏を識別することが可能です。果樹園モードでは、木々のそれぞれの形を識別し、それを元に3D飛行ルートが生成されます。その後、T20を使って効率的に噴霧を実施することができます。
・精密農業
DJIの農業ソリューションパッケージは、作物の生育状態をモニタリングし、様々な対策を講じることができます。P4 Multispectralを使用して、対象区域をスキャンし、マルチスペクトルチャートを生成することにより、作物の健康状態に関する実用的なインサイト情報を提供。生育状況に合わせた農薬噴霧や播種を目的としたマップを作成できます。[4]
DJI農業管理プラットフォームを通して、DJI Terraのシェープファイル(ベクトル形式の業界標準フォーマット)にアクセスでき、それを噴霧や播種作業に適用することができます。
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